はかなく退廃的な美しさを感じる曲(decadent beauty melodies)

はかない

目次

退廃的な美しさ、はかない美しさ。そんな曲に浸りたい時に。

退廃的な美しさを感じる曲、寂寥感を感じる曲、胸が苦しくなるよな、心がつぶされそうな寂しさを感じる曲、そんな曲を聴きたくなる時ってありませんか?

そんな時におすすめのプレイリストを作ってみました。(本文の下にプレイリストを埋め込んでいます。)

ジャンルはポップ、オルタナ、クラシック、ジャズなど異なりますが、いずれも「はかない、寂しい、退廃的な美しさ」を漂わせています。重く低い音の曲もあれば、アップテンポなのに乾いた寂寥感を感じてしまう曲など、様々な曲を入れました。

今回は邦楽を外しています。全く同じではありませんが、邦楽はこちらをどうぞ。

今回作ったプレイリストの中でも下にリストした10曲は聴いたときに特に衝撃を受けた曲です。

  1. Angel Eyes:スティング
  2. Shape Of My Heart:スティング
  3. Time:トム・ウェイツ
  4. Innocent When You Dream:トム・ウェイツ
  5. Into My Arms: Nick Cave & The Bad Seeds
  6. Exit Music (For A Film):レディオヘッド
  7. Summertime:Big Brother & The Holding Company
  8. Pavane:Judi Silvano
  9. Gymnopedie No.1:エリック・サティ
  10. My Funny Valentine:チェット・ベイカー

①②④⑥は、映画にも使われている曲で、その映画のシーンを想い出して相乗効果を発揮します。。。

スティングの①「Angel Eyes」は映画『Leaving Las Vegas(リービング・ラスベガス)』に使用されています。映画では「華やかなラスベガス」と「人」の虚構と真実が綾のように織られ、退廃的な美しさと悲しさ、虚しさが浮き彫りになり、心が苦しくなります。

スティングの②「Shape Of My Heart」も映画『Leon(レオン)』で使われています。この曲を聴くとマチルダとレオンの儚くも強く絡み合った哀しい物語を想い出します。

③のTimeは「酔いどれ詩人」の異名を持つ奇才のシンガー、トム・ウェイツの曲です。しゃがれて潰れた声に魅了されます。温かくも寂しい気持ちになる曲です。

「Time」はアルバム「Rain Dog(レイン・ドッグ)」に収録されています。彼のデビューアルバムであるアルバム「Closing Time(クロージング・タイム)」もかなり良いです。このデビューアルバムは最高傑作の一つだと思います。というわけで、このアルバムもプレイリストの中に入れています。

同じくトム・ウェイツの④「Innocent When You Dream」は映画『Smoke(スモーク)』に使われています。原作は僕の好きな作家ポール・オースター。この曲はとても印象的な場面に使われています。このシーンを見ると、せつなく、寂しくも心温まる、複雑な感情がこみあげてきます。

⑤の「Into My Arms」は退廃的なサウンドを作り上げてきたNick Cave(ニック・ケイヴ)のピアノで始まる穏やかな曲です。全体を通して寂しさが漂います。

レディオヘッドの⑥「Exit Music (For a Film)」は映画『ロミオ+ジュリエット』に使われています。レディオヘッドの曲は全体的に暗さを感じる曲が多いです。この曲はその中でもどん底を感じさせます。

⑦のSummertime」はBig Brother & The Holding Company(ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニ―)のアルバム「Cheap Thrils」に収録されています。ヴォーカルは、ジャニス・ジョプリンです。バンド名より、ジャニス個人の方が有名かもしれません。ジャニスのハスキーな声、喉がヒリヒリと焼けつくように絞り出すような声で歌う「Summertime」は渇きを覚える曲です。

⑧はクラシック音楽の作曲家モーリス・ラヴェルの「Pavane」(亡き王女のためのパヴァーヌ)。この曲は多くのピアニストに演奏されていますが、ジャズ歌手・JUDI SILVANO(ジュディー・シルヴァーノ)の(歌詞はありません)だけで歌うPavaneが一番好きです。胸がせつなくなります。ラヴェルは「ボレロ」など数々の有名な作品を世に送り出しています。

⑨は前衛作曲家サティの「Gymnopedie」(ジムノペディ)です。言わずと知れたクラシックの名曲。ぽたぽたと滴る雨をボーっと見詰めて思考が止まっているような感じに陥(おちい)ります。

波乱の人生を送ったトランぺッターのチェット・ベイカーが歌う⑩の「My Funny Valentineはこのまま消えてしまいそうな雰囲気が漂っています。

いずれの曲も引きずり込まれるようなメロディ、声、雰囲気を漂わせています。

プレイリストの最初にこれらの10曲をもってきました。それ以降もメロディアスで退廃的な美しさが垣間見える曲で構成されています。10曲目以降はシャッフル再生を有効にして聴くことをおススメします。

下のプレイリストでは各曲30秒(サビの部分を中心)流れます。
※Spotifyに登録(無料)すると全曲無料で聞けます。

映画 『Leaving Las Vegas(リービング・ラスベガス)』、『Leon(レオン)』、『Smoke(スモーク)』、『ロミオ+ジュリエット』は、Amazon Primeで視聴できます。

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